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2人にとっては「1年分の心の垢」を落とす旅行なので、この行事をがまんするくらいなら家なんていらないとさえ思う。
旅行は2人の愛を深める最大のチャンスだ。
新婚時代を思い出すためにも、年に一度の旅行は必須だ。
趣味は人生を豊かにする。
年をとってサーフィンに熱中したり、オートバイに夢中になっている人をみると「かっこいいなあ」と思う。
休みの日になんにもせず、だらだらとテレビばかり見てる男なんてこれっぽっちの魅力もない。
定年後「濡れ落ち葉」にさせないよう、趣味はぜったい取り上げるべきではない。
何度もいうようにローンは悪いことではない。
だが二人の生活や、性格をゆがめてしまうような返済計画は避けよう。
そう、「ご利用は計画的に」が基本だ。
年下男を働き者に育てるための三つのルール、まずは尊敬の念をもって「尊敬する部分がひとつでもあれば、共同生活は継続できる」乱暴ないいかたかもしれないが事実である。
相手を尊敬できる部分がなければ、とてもじゃないが共同生活なんてムリ、ムリ。
だってひとりのほうが断然気楽なことが多いのだから。
私の場合、結婚相手を選ぶ条件のひとつに「自分の職業とまったく無関係の人」というのがあった。
なぜならそれまでにさんざん痛い思いをしてきたからである。
私の男選びが悪かったせいもあるが、同業者だとどうしてもライバルになりやすい。
男の大半は成功した女をうとましく思う。
以前、私が選んでいた男たちはご多分にもれず、そういうやからばかりだった。
とくにモトカレは私に大手出版社から執筆依頼がくると、喜ぶ前に嫉妬の感情をあらわにした。
彼はついに私の記事を一度も読もうとはしなかった。
私はそんな彼の態度をみて、尊敬の念が湧くどころか愛情も一気に冷めてしまった。
そういった経緯もあり、出版業界と無縁の今の彼を選んだのだ。
私はよく働く彼をとても尊敬している。
手に職を持っているので日本全国、いや世界中のどこに行ってもハサミひとつで金を稼げるのは本当にすごいと思う。
どんなに疲れていても朝から晩まで一日中立ちっぱなしで、初対面の客にも笑顔で接待。
機嫌が悪いとすぐに顔に出てしまう私には、とうていできない商売だ。
こういう尊敬の気持ちがあるからこそ、私にとって彼のもらってくる給料はいっそう貴く感じられるのだ。
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